2009年11月11日 (水)

もう一つの名古屋~核といのちを考える

名古屋では、もう一つのイベントに参加しました。
世界平和アピール7人委員会主催の講演会「核といのちを考える」です。
1955年11月に結成、以来50年以上にわたって世界に向かって、平和のアピールを行ってきたグループです。

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メンバーは日本の各界を代表する知識人たち。高齢の方も多く、メンバーも入れ替わっています。現在のメンバーと、今回の講演テーマは、以下の通りです。

・もし核武装したら(仮)   井上 ひさし
・日本の核政策への注文と期待 土山 秀夫
・七人委員会と核のない世界  小沼 通二
・いのちの多様性  武者小路 公秀
・いのちに敵対するもの  池田 香代子
・いのちを問う~枯れ葉作戦の残したもの  大石 芳野
・宇宙・地球・生命  池内 了

私は、長崎大学時代に土山先生に公私ともに大変お世話になっており、長崎大学の学長までお務めになった土山先生のその後の活動にも敬意を持っていました。
今年の12月には、私のクリニックで講演会を開催したいとお願いして、快諾していただいています。
名古屋に立つ直前に、たまたまこの講演会のことを知り、締め切りを過ぎていましたが、大急ぎで中日新聞社に申し込み、入場はがきを送ってもらったのです。

さて、名古屋で、一日目のシンポを終えて、夕方からの講演会に出席しました。
井上ひさしさんは体調不良のために欠席でしたが、そうそうたるメンバーをそろえた講演会に、私は「死の臨床研究会」の懇親会をキャンセルしたのでした。

講演の内容は、それぞれに興味深く、レジュメにメモをとりながら熱心に聞きました。
わが国の叡智、といわれる人たちの考え、言葉をしっかりと受け止めよう、と。

ところが・・・・・・

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2009年6月 5日 (金)

患者の権利を考えた

5月31日(日)患者の権利オンブズマンの10周年記念国際シンポジウムに参加した。
福岡の池永満弁護士が、裁判外の苦情処理システムをめざして設立してから10年。
今では全国各地に広がりつつある。
午前中の少人数での、「終末期における自己決定」のセッション。
午後からの「国際シンポジウム」。アメリカ、イギリス、オランダ、そして日本の患者の権利に関する状況が報告された。
夕方は、参加者による交流会。楽しい会だった。

さて「患者の権利」というと、医師はすぐに身構える。
患者の権利を主張することは、医師の権利を縮小させることだ、といわんばかり。
マスコミや弁護士もまた、同様の感覚で話をする。
医師の裁量権と、患者の権利が衝突するかのようにあおり立てている。

本当にそうだろうか?

患者の権利に関するWMAリスボン宣言

を解読しながら、以前から、疑問に思っていたことをまとめてみたい。

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2006年11月26日 (日)

奪われる日本~保守の本流

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25日(土)に、関岡英之氏の講演を聞いた。
タイトルは「奪われる日本」

郵政民営化をはじめとする日本の経済・社会制度のいわゆる「構造改革」といわれるものは、アメリカからの「年次改革要望書」に基づくものだ、という論調だ。
郵政民営化の本当の狙いは、簡易保険(カンポ)の民営化→アメリカの保険会社への移行だという。
カンポだけで120兆円という保険の大きな市場は世界でもないという。
その市場がアメリカの狙いで、小泉-竹中の構造改革路線はその筋書きに乗ったものだそうだ。

「年次改革要望書」によると、次のターゲットは、医療保険だ、というから恐ろしい。


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