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2016年11月19日 (土)

在宅ホスピスを語る

今日は年に一度の、「在宅ホスピスを語る会」でした。

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この一年の在宅ホスピスのケースの中から、お二人の遺族に登場していただき、共に伴奏した看護師などのインタビューを受けながら語ってもらいます。
それを、同じ体験をした方たちや地域の方たちが共有する、という会です。
 
第一部は、オカリナとギターの演奏です。
私たちのオカリナの師匠でもあるSHANAさんご夫妻が出演してくれます。
今日もすばらしい演奏でした。
このオカリナの演奏の後に、ご遺族の話を聞く、というのが環境を整えるのに役に立っているのでしょうか。
今日は私もずうずうしく登場し、「ザ・ローズ」のソロ、並びにSHANAさん、私の女房との3人で「ふるさと」を演奏しました。
さて、本番の第二部 在宅ホスピスを語る会 です。
一人目は、75歳の肺癌、脳転移の父親を在宅で看取った娘さんの話。
抗がん剤を止める話、信頼していた大学病院の医師から在宅医へ移動するときの話、次第に弱っていく父親、見守る家族の気持ちとそれに応える本人・・・
父親は元気な頃は東南アジアに一人で旅行し、現地の人びとと仲良しになっていたといった話なども交えながら、訪問看護師などの支えで在宅ホスピスを成し遂げたことを語ってくれました。
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後半は、当院が関わって在宅看取りを行った50代の奥さんの話を、ご主人が語りました。
4ヶ月という長い期間の、がん末期の在宅ホスピスはやはり大変だったと思います。
その中で、お互いの気持ちをぶつけ合ったことでむしろすっきりしてお互いの気持ちが通い合うようになったこと、管理栄養士の介入で、食事が食べられるようになり、そのことが生きる意欲を引き出したことなどを熱心に話してくれました。
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会場には、50名余りの方が参加しました。
当院の患者さん、家族の方、地域の方たち、それに在宅でご家族を看取った方たち、その他地域の医療、看護、介護の関係の方たちなど多彩です。
みなさんが、人ごとではなく、自分の家族のこと、自分自身のこと、として話を聞いてくれたことがありがたいと思いました。
「在宅ホスピスを語る会」は今回で(たぶん)10年になると思います。
実際に在宅ホスピスに関わった方たちが、その苦労や悩みと共に、喜びや達成感、そしてそこから学んだことを皆に伝えたい、という思いが伝わってきました。
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