小さなたねの物語 その2
ひかりちゃんが自宅に戻って、数ヶ月後のこと。
その頃は、呼吸器をつけたりつけなかったりしていましたが、どちらかというとつけている時間が多かったように思います。
お母さんはもちろん、お父さんも協力して、ひかりちゃんの世話をしていました。
どうも呼吸音がおかしい、と訪問した古賀医師から報告がありました。
以前から喘息を指摘されており、喘息のような呼吸音がするというので、喘息の薬を処方しました。
しかしなかなか良くならず、ある晩、緊急の往診を依頼されました。
行ってみると、両親で交互にバギング(人工呼吸用のバッグを押して強制的に呼吸をさせる)をしていました。かなり抵抗があるようです。
気管チューブの先が何かで狭くなっているようでした。
私もバッグを押しながら、どうしたものかと考えました。
このままで一晩中バッグを押し続けるか、子ども病院に救急車で運ぶしかない。
・・・・
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