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2011年11月19日 (土)

石巻にて

今回の東北行きは、短い期間でしたが、たくさんの収穫がありました。

気仙沼を出てから、大崎の穂波の郷、その後仙台に移動して、岡部医院の岡部健先生と一緒に、石巻に行きました。(穂波の郷、岡部医院の報告はまた後日。)

石巻の津波で大きな被害を受けたところです。

大きな仮設住宅に着いて、ずいぶん探してようやくたどり着きました。
Cafe de Monk カフェで文句 と書いてあります。

Monk というのは「お坊さん」という意味らしいですが、「お坊さんの喫茶店」と「カフェで文句を言おう」というのをかけているようです。

お坊さんたちのボランティア活動で、仮設住宅で被災者たちの話を聞き、心安らぐ時間をつくろう、という試みのようです。

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お坊さんたちが10名ほど、それにボランティアの方たちも加わって、結構にぎやかに始まりました。
集会所の前の広場に、テーブルと椅子を並べ、寒いので火を起こしながら、住民が来るのを待ちます。
結構皆さん、待ち構えているようで、80台のおばあちゃんを皮切りに、次々に集まってきます。

最初のおばあちゃんは、8歳のときに昭和の大津波を経験、その後戦争を経て、二十歳で終戦、それに今回の津波、と人生の辛苦を嘗め尽くしているようでした。
「東京から来た人が偉そうにいうけど、上っ面だけというのは、わかっているよ」という言葉は刺激的でした。

お坊さんたちは、説教だけでなく、人の話を聞くのも上手です。
すっと相手の気持ちの中に入っていき、話を傾聴していました。
相手が医師や看護師だと、緊張するようですが。

集会所の中には、若いお母さんや子どもたちがたくさん来ていました。
ここでも住民(被災者)どうし、また被災者とお坊さんやボランティアたちが楽しそうに語り合っていました。

このような時間は、仮設で暮らす人たちにとって、癒しの時間になるのだろうと感じました。

2時半ごろから大震災で亡くなった方たちの慰霊祭が行われました。
ちょうど11日だったのです。
お坊さんたち10人ほどの読経の声が響き渡ります。お腹のそこに響く感じでした。
ここでは、仏教もキリスト教もありません。
続いて、キリスト教のシスターが、澄み切った声で歌を歌ってくれました。
また、坊さんがギターを弾き、盲目の男性が歌を歌うという場面もありました。

私にとっても、心和むひと時でした。

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