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2011年8月10日 (水)

「先生、とおりました。」

「先生、通りました!」

始業前のMさんからの電話の声が弾んでいた。

食道癌をわずらい食道が狭くなり、食べ物が通りにくくなったため、数ヶ月前に食道に「ステント」という器具を入れる手術を行っている。

先週末から、急に食べ物、飲み物が入らなくなった。

いよいよ食道癌が進行し、完全閉塞になったのか、と考えた。

週末にかかるので、とりあえず点滴を1000ml行い、脱水を防ぐようにして、経過を観察。
しかし、3日目の日曜日になっても、やはり通らない。

日曜日の午後、Mさんのアパートを訪問し、「しかたないね。入院してよく調べてもらおうか?」
Mさんも、「そうですね。しかたないですね。」

ということで、月曜日の朝から入院していたF病院に連絡して、入院する手はずを整える予定だった。

・・・・・・その朝。

「通りました、先生。夕べからだんだん通るようになりました。」

弾んだ声でMさん。

「(詰まる前に)肉を食べたのが、引っかかっていたんでしょうね。」

本当にうれしそうなMさんの声に、こちらもこの日は、一日うきうき気分だった。

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