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2011年8月26日 (金)

帰国しました。

本日26日(金)午後3時半、福岡空港に戻ってきました。

今年の旅は、全員がほとんど病気もせずに(一過性の下痢や嘔吐はありましたが)、元気で帰国できたことが、最大の成果といってもいいかもしれません。

さて、昨25日(木)は、まだダッカでした。

午前中、日本大使館を訪問した後、午後からはテレビ局へ。

DIGANTAという小さなテレビ局ですが、昨年も取材を受け、今年もぜひ、といわれたものです。

狭いけれでも、最新鋭の機械が所狭しと並んでいます。

そこでなんと、今年は全員で「ふるさと」を合唱しました。

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牟田さんが、3.11の大震災で多くの人の命や、家やふるさとが失われた、日本人はこの歌を歌って、被災地を励ましているのです、と説明。全員で歌いました。

その後は、恒例?のインタビュー。今年は、ダッカで仕事をしている抜水さんに通訳をお願いしました。

20年余りの活動の成果は?

現地での活動は?

看護学校のその後の動きはどうなっているか?

バングラデシュの印象は?

等といった質問を受けました。

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このテレビ局は、今年も現地カラムディ村まで取材に来て、現地NGOションダニ・ションスタの活動や村人たちの取材をしてくれました。

今回のインタビュー記事と一緒に編集して、放映予定です。

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2011年8月25日 (木)

帰国が近づいて

ダッカ2日目。

朝からはゆっくり起床。みんな昨日の疲れを癒しました。

遅い朝食の後、町へ出かけてお土産と、会の民芸品を購入しました。

ダッカに長年住んでいるのか、と思うような小畑さんの的確な案内で、オロンヨ、クムディニ、そしてアーロンという3軒のお店を堪能することができました。

年ごとに店の品数が増え、魅力的な品々が多くなっています。

以前は、買うべきものが少なくて悩みましたが、最近は買うべきものが多く、どれを買おうかと悩みます。

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写真は左から、オロンヨのビルから見た向かいのビル、アーロンの新しいビル、その中の様子です。

それにしても、村とダッカの格差が年々大きくなっていることを今年も痛感。

道路が整備され(といっても車の増加に追い付かず、渋滞も年々ひどくなっていますが)、ぴかぴかの大きなビルディングが建ち並び、きれいな服を着た女性が町を行きかうようになり、テレビでは都会的な生活が喧伝され・・・・

村でも、カラーテレビが普及し、道路整備、車の普及も徐々に進んでいますが、都会の進み方と格段の差、です。

いつも思うのですが、これでは格差は開くばかり。

村では、村人やNGOスタッフとじっくり語り合い、人と人のつながりが社会変革へとつながると感じるのですが、都会に来ると、一人ひとりの人間の無力さを感じます。

日本へ帰ると、カラムディ村はさらに遠くなっていく・・・

明日は、日本大使館訪問。会の活動紹介と、今後現地スタッフを招いての交流事業などへの理解と協力をお願いするためです。

夕方、ダッカのテレビ局の番組出演、そして夜はダッカ出発です。

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2011年8月24日 (水)

さよならパーティの文化交流

今日23日、ダッカに戻りました。

22日村での最終日。看護学校の件、ションダニと手をつなぐ会の関係など重要な事項について、最終的な話し合い、確認を行いました。

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手をつなぐ会は、ションダニの活動全体を支援すること、会計も相互にオープンにすること。

看護学校建設に関して、具体的に行動を開始すること、などを確認しました。

我々は、これから日本に帰って、手をつなぐ会の取り組みを検討します。

夕方からは、恒例の送別会。日本とバングラの出し物を競い合います。

バングラに人たちは、歌や詩の朗読、それに踊り、劇、と多彩な出し物。

特に、ヘルスワーカーのエクラムルの脚本による寸劇は、言葉はわからなくても、見ているだけで笑えるもので、毎年楽しみです。

ほかにも、男女の歌声、タゴールの詩の朗読など、文化面では実に豊かなものを感じさせられます。

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写真は、全員による国歌斉唱(アマル・ショナル・バングラ)と、寸劇の一こま。

対する日本側。今年はまず、料理で挑戦。

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上野さんをリーダーとする女性陣が、フルーツ入りのパンケーキとチャーハンでバングラ人の舌を唸らせました。

日本側の出し物は、炭坑節、四季を代表する歌、ハモニカとオカリナ演奏、ふるさと合唱でした。残念ながら、写真は残っていません(笑)

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現地で作った民族衣装に身を包んだ日本女性たち。

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2011年8月21日 (日)

再び、経済格差は人間格差ではない

村での滞在もあと2日になりました。

医療や教育に関する視察や話し合いを重ねてきました。

休日にゆっくりすることもできました。

訪問団のメンバーも、やや疲れはあるものの、体調を崩すことなく、元気で過ごしています。

ションダニ幹部とも何度か話し合いました。

いま改めて、再度言いたい、「経済格差は、人間格差ではない」

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写真は、ションダニ学校の様子です。

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休日三昧 in Bangladesh

19日は金曜日。金曜日は、イスラム教のバングラではホリデーです。

午前中、ボロブプール病院の見学(ここは素晴らしい病院で、私たちの手本となるところですが、報告はまた別に。)の後は、ゆっくりと過ごしました。

まず、ムジブノゴル(建国の父ムジブさんの町、という意味)へ。

数年かかって出来上がった、バングラの巨大地図があります。

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左は、見学塔から眺めたバングラ全体の地図。よく見ると、あちこちに小さな人形のようなものが見えます。

独立戦争当時の戦闘の様子や、人々が避難する様子などをあちこちに、人形で再現しています。

となりのマンゴーの林を抜けると、独立記念のモニュメント。何度もここに来たところです。

裸足で上がると、焼けた石の床が、熱い、熱い。

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背景の23枚の三角形の構造物は、西パキスタンの圧政を受けた23年間を象徴しています。

ラフマンさんの親類のお宅で、遅い昼食に招かれた後は、すぐ近くのアンジュピというところの、ゲストハウス。イギリス植民地時代のもので、古い英国を思わせる建物と庭園です。

建物の裏には、大きな川が流れており、村人がジュートのいかだを引きながら、仕事をしています。

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庭には、薬草園があったり、玄関前には大木がありました。

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大木を7人の人間の鎖で囲みました。嬉しそうな女性たちの顔をご覧ください。

帰りには、途中で車を止めて、夕陽をバックに一枚。

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天候にもめぐまれ、年年ぶりかでゆっくりしたバングラの休日でした。

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2011年8月19日 (金)

AUG 18 in Bangla

今日もいろいろなできごとがありました。

午前中は、二組に分かれて活動。

ションダニ居残り組は、ションダニ幹部と、看護学校をめぐっての話し合い。
(大切なのですが、報告はまた別の機会に)

もうひと組は、フィールドへ。

ソーシャルワーカーのアンジュとショリファと一緒に、隣村へ巡回検診です。

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写真は、巡回検診の様子。赤ん坊を抱いている上野さん。

妊婦健診を行いましたが、初回が20タカ、2回目以降は10タカだそうです。
(1タカは、現在ほぼ1円)

助産師の上野さんは、さっそく現地で指導。

子宮底の測り方や聴診のし方など、検診のし方を指導しました。

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大分から参加した在宅看護師の朋子さんも、一緒に巡回。

妊婦、産後の母子の検診を熱心に行いながら、「寝たきりのお年寄りや、がんなどの末期患者の訪問はどうなっているのだろう」と日ごろの自分の仕事と関連付けながら考えました。

初めて参加した薬学生(2年生)の香奈さんは、

上野さんの指導に対して、ソーシャルワーカーが熱心に聞いてすぐに反応、実践していたことに驚き、感激しました、

と話していました。

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2011年8月18日 (木)

AUG 17 in Bangla

カラムディ村2日目。

今日は、牟田さんと佐藤さんを通して、一日を振り返ってみます。

牟田さんは、企業を退職後、地域活動やNGO活動に参加するようになりました。
手をつなぐ会に参加し、今年初めてのバングラツアー参加です。
世界各地を見聞した経験と、コミュニケーション能力で、村人たちともすぐに親しくなります。

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今日はションダニ病院2階に新しく開設された、インフォメーション・センターへ。

ここには、パソコン(インターネット接続)とプリンターのほかに、雑誌、新聞、書籍(300冊)などが置かれ、学生たちを主に利用されています。情報の収集だけでなく、相互の交流も目的の一つです。

センターは、牟田さんが勤めていた会社のボランティア募金で作られたもので、牟田さんの思い入れも一入(ひとしお)。

センターの担当のルフル氏や、二人の医師たちを相手に、コミュニケーション論を議論していました。

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佐藤さんはみんなと一緒に、ジャパニ小学校の「貧困削減のための子牛プロジェクト」の子牛贈呈式に参加しました。

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このプロジェクトは、日本国際財団の助成を受けて開始するもので、子供のいない貧しい家庭に子牛を貸し出し、「子牛の奨学金」と同様に、子牛を育てて牛乳や大きくなった牛を活用して生活向上に役立てようというものです。

今日は20人の受益者が参加、多くは年配の?女性たちでした。
みんな嬉しそうに、子牛を育てて生活を良くしていきたいと決意を述べていました。

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毎日いろいろな出来事が続きます。

明日をお楽しみに。

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2011年8月17日 (水)

AUG 16 in Bangla

15日に福岡を出発。
16日深夜1時にダッカ到着。
1年ぶりのダッカです。
深夜ですが、結構な人と車。
2時過ぎにホテルについて、シャワーを浴びて爆睡。
16日朝は、7時に朝食、8時にチャーターしたバスで出発。

ずっと雨模様。ときどき強く降ってきます。
いつも通りの激しい?運転。初めての参加者は、やはり怖そう。

今年は、ジャムナ橋を通るハイウェイのコースが、道路事情が悪く変更。
ガンジス河をフェリーで渡りました。
これも久しぶりですが、やはりガンジス河を渡すのも、いい経験だと思います。
行きはガンジス、帰りはハイウェイ、というのがいいかも。

午後3時過ぎ、カラムディ村に到着。
例年同様に、ションダニのスタッフ、村人たちが出迎えてくれました。
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さっそくションダニメンバーとの顔合わせ。
ザフォル事務局長、レザウル次長など見慣れたメンバーたち、それに新たにションダニ病院の医師が加わっています。まだ卒業したての若い医師と聞いていましたが、結構かっぷくのいい体型。
どんな医師か楽しみです。

顔合わせの会合で、びっくりしたのは.......

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2011年8月16日 (火)

バングラ到着

8月15日午後4時福岡空港を出発。
香港経由で、16日午前1時ダッカ空港に無事到着しました。


出発前の15日午前0時過ぎに、在宅患者さんをお一人、お見送りしました。
先週から急に悪くなり、気がかりな方でした。
留守中に最悪のことも覚悟していたのですが・・・

15日朝からは、死亡診断書を書いて、取りに来られたご家族にお渡ししました。
「家で最期までみることができて、よかったです。」という娘さんの言葉に、ほっ。

他に気になる患者さんに、何人か電話をして、医師会の原稿を確認して、メールで送信。15日がしめきりでした。

お昼前になってようやく荷づくり。
荷物は少ないのですが、現地に持参する薬など忘れてはならないものも。

午後2時空港集合となりました。

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2011年8月14日 (日)

辻本 好子さん

明日はバングラデシュへ出発という今日。
大阪まで行ってきました。

辻本好子さんの、お別れの会。

http://www.asahi.com/obituaries/update/0619/OSK201106180170.html

ささえあい医療人権センターCOMLを立ち上げ、20年にわたって活躍してきた方です。

8年前の乳がんを克服して、またご活躍だとおもっていたら、昨年からスキルス胃がんで余命1年だったとか。

うかつでした。知らなかった。

「賢い患者になりましょう」を合言葉に、電話相談、患者塾、病院探検隊などのユニークな活動、各地での講演会、執筆や出版活動など、文字通り飛び回っていましたね。

何度かお話を聞いたり、福岡でもCOMLの電話相談をやったりしたこともありました。

今日は、3月の震災直後に富山だったか?で行った講演のビデオが流れました。
久しぶりに拝見する辻本さんは、少しやせていましたが、話は相変わらずさわやかで、患者としての大きな経験をつんだ分、言葉に重みが加わっている感じがしました。

患者の側から医療者に望むこと、を最後のころは訴えていたようです。

月並みですが、惜しい人を亡くした、というのが実感です。

大阪国際会議場の3階イベントホールには、彼女を偲ぶ方たちが大勢参加していました。

後を引き継いだ、山口育子さんはじめ、COMLの皆さんを今後も応援したいと思います。

では、私は明日の午後、バングラデシュに旅立ちます。


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2011年8月10日 (水)

「先生、とおりました。」

「先生、通りました!」

始業前のMさんからの電話の声が弾んでいた。

食道癌をわずらい食道が狭くなり、食べ物が通りにくくなったため、数ヶ月前に食道に「ステント」という器具を入れる手術を行っている。

先週末から、急に食べ物、飲み物が入らなくなった。

いよいよ食道癌が進行し、完全閉塞になったのか、と考えた。

週末にかかるので、とりあえず点滴を1000ml行い、脱水を防ぐようにして、経過を観察。
しかし、3日目の日曜日になっても、やはり通らない。

日曜日の午後、Mさんのアパートを訪問し、「しかたないね。入院してよく調べてもらおうか?」
Mさんも、「そうですね。しかたないですね。」

ということで、月曜日の朝から入院していたF病院に連絡して、入院する手はずを整える予定だった。

・・・・・・その朝。

「通りました、先生。夕べからだんだん通るようになりました。」

弾んだ声でMさん。

「(詰まる前に)肉を食べたのが、引っかかっていたんでしょうね。」

本当にうれしそうなMさんの声に、こちらもこの日は、一日うきうき気分だった。

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yorokobino

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2011年8月 8日 (月)

あっという間に・・沖縄・・札幌・・そして

7月16.17日の沖縄(日本ホスピス・在宅ケア研究会)の次は、29,30日札幌での「日本緩和医療学会」と、31日の緩和ケア診療所連絡協議会の会合でした。

そうこうしているうちに、8月15日からの「バングラデシュ現地訪問」が迫ってきました。

昨日までに、3回の事前研修が終わりました。
今回の参加者は、9名です。
一番若いのは、千葉の薬学生。他に、医師は私だけですが、看護師が2人、MSWが1人、と今年は医療者中心の構成です。
現地で看護学校建設の話が持ち上がっており、そのプロジェクトチームが中心となって訪問、現地調査を行うためです。

さて、その前に、日本に戻って、ひとこと。

沖縄に3000人、札幌にはなんと、5500人が参加したとのこと。
19年前に始まった研究会、16年前に始まった学会、いずれもものすごい勢いでの広がりです。どちらの会でも、熱心な発表やシンポジウム、議論が見られました。

また、各地で熱心に活動している方たちの働きや工夫を見せてもらいました。

在宅ホスピスも、点から線へ、線から面へ、広がってきている、と言えば格好はいいのですが。

でも、へそ曲がりの私は、ますます疑問が深まるのです。

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