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2011年5月25日 (水)

することが何もなかったら、苦しかろう

毎月1回通ってくるAさん。
90歳のおばあちゃん。
12年のお付き合いになる。

「おかげさまで、調子はいいです。」というのが、口癖。
脳梗塞後の軽い右まひと、右の膝関節症のために、右足が痛い。
痛み止めと、ビタミン剤、胃薬を飲んでいる。

「おかげさまで」という彼女の言葉を聞くと、ほっとする。
いつも、シルバーカーを押しながらやってくる。
今日も雨の中をやってきた。

「おかげさまで、調子はいいです。」

今日みたいな雨の日は、畑に行くの? と私。

彼女は、毎日畑に行くのが楽しみだ。
家にいると、畳のへりにさえも引っかかって転ぶことがある。
畑では、転んでも土が守ってくれるから安心だ、という。


「雨の日は絶対に畑には行きません。」

「畑をうつ(耕す)のは、何ともないけど、ものを運ぶのが大変です。」

「右足がだんだん痛くなって、体がだんだん動かなくなって来ています。」

「しかたがないです。ただ、(畑を)眺めるのが主です。」

「でも、することがなかったら苦しかろうと思う。」

とつとつと話す彼女の語り口。
死をわきまえて、毎日畑に出かけているのだろう。

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2011年5月 3日 (火)

いのちを見つめる講演会とワークショップ

子ども共育HAKATAの活動を久しぶりにご紹介。

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4月24日(日)午後、『いのちを見つめる講演会』を開催しました。

5月から始まる『中高生のための いのちを見つめるワークショップ』のプレイベントです。

今回は、助産師の上野恭子さんの講演「助産師による地域での”いのちの教育”の実践」

長年助産師として、出産や母親や子供たちと向き合ってきた上野さんの、母親は赤ん坊への温かいまなざし、一方でいのちを大切にしようとする厳しい自制・・・いろんなことを考えさせられる講演会でした。

さて、いよいよ今年も、『いのちを見つめるワークショップ』が始まります。

5月からほぼ月に1回。中高生を対象に、いのちを様々な側面から捉えて、考えていこうという試みです。

10年ほど前から取り組み、紆余曲折はありながら、何とか続けています。

中高生・大学生の参加者と、大学生、社会人の運営スタッフ募集中です。

ワークショップ開催日時 <全8回> 

5/15 6/19 7/17 9/18 11/20 12/18 ・・ 室内でのワーク

他に、7月ホスピス訪問、10月産婦人科訪問のフィールドワークもあります。

内容:産院や、ホスピスなどの「いのちの現場」を訪問したり、参加者がともに思いを共有したりしながら、「いのち」に対する見方・考え方を学びます。

年齢も学年も職業も異なるメンバーによる、参加体験型のワークショップで、楽しみながら子どもと大人が一緒に考えていきます。

参加費:交通費など実費。ボランティア保険料 500円。

開催場所 にのさかクリニック 福岡市早良区野芥4-19-34

申し込み・問い合わせは、

にのさかクリニック 092-872-1136 または

e-mail  kadomoto2003@yahoo.co.jp

新しい運営スタッフ(大学生・社会人)も大募集

5月から始まる「いのちを見つめるワークショップ2011」の企画、運営スタッフを募集しています。

活動の魅力は、中学生から大学生・社会人までいろんな年齢の集まりであり、医療関係者から教育関係者、主婦、学生などいろんな職種のメンバーが集まっています。

また、地域に開かれていることも魅力で、地域のホスピスや産婦人科などの訪問・研修もあります。

なんといっても、中高生の新鮮な感覚を感じながら、年齢に関係なく、こどもも大人も、いのちを学ぶ一年生、として一緒に学んでいきましょう。

こちらも、問い合わせは上記です。

新しい仲間をお待ちしています。

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