在宅ホスピスを語る会~行橋から福岡へ
23日(日)には、午後2時から、クリニックで
在宅ホスピスを語る会
を開催します。(参加費無料。参加は自由です。)
第一部 山の音楽家SHANAによるオカリナコンサート
第二部 在宅ホスピスの経験の語り合いと意見交換
ご自由にご参加ください。
ところで、昨日15日(土)は、雪の中を行橋まででかけました。
矢津さんがやっている「ひと息の村」での『在宅ホスピスを語る会』に参加するためです。
参加といってもいつものような講師としてではなく、オカリナ奏者として。
ひまわりFOURとしてオカリナを吹いてきました。
ラ・クンパルシータ~赤い花白い花~テルーの唄(独奏)~千の風になって~シルクロード
の5曲を演奏。
細かいことは抜きにして、皆さんの心には届いたことでしょう。
さて、20分あまりの演奏の後は、矢津クリニックの在宅ホスピスケアを受け、在宅で亡くなった方の奥さんの話でした。
2ヶ月あまりの在宅ホスピスケアを受け、その間を本人は精いっぱい、ユーモアたっぷりに生き抜き、奥さんも、精一杯の介護に悔いはない、断言していました。
きっと、患者さん(というよりTさんその人自身)と奥さん、娘さん、それにケアチームのメンバーたちが、心をひとつにしてケアに当たったのでしょう。
そのときの姿が目に見えるような雰囲気でした。
会場は40人ほどの集まりでしたが、Tさんの奥さん(おかあさん、とみんながよんでいたのですが)の思いを受け止め、ここでも心がひとつになっているのが感じられました。
同時に、課題も感じました。
こうやって、小さな規模で、お互いに心を通わせながら経験を語り合い、分かち合う、ということはとても大切なことなのですが、大きな広がりとなるには、時間がかかります。
各地に広げていくために、今年福岡県では「ふくおか在宅ホスピスをすすめる会」主催で、福岡県の委託事業として、県内7ヶ所で開催する予定です。
それでも大きな流れになるには、時間がかかりすぎる気がします。
その間に、医療費抑制、在宅やむなし、という雰囲気で本来の意味と違った「在宅ケア」が広まっていくのが懸念されます。
医療福祉関係者、そして何よりも、国民一人一人が、自分のいのちを自分で守り育て、そして最期まで大切にする、という意識を育てていく必要があります。
国民が、自分たちの希望に基づいて、自分たちが作り上げる在宅ホスピス、といったものが望まれます。
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