にのさかクリニック2010 その3
クリニックの昨年を振り返る、第3弾です。
7)バングラデシュと手をつなぐ会~現地訪問およびもろもろの課題
今年の現地訪問は参加者も多く、特に学生たち、若者の参加で充実したものでした。
現地では、看護学校建設へ向けて意欲的な取り組みが進んでいます。
一方、日本側の取り組みが不十分で、組織的にもまだまだ統一された組織体とはいえない現状が浮き彫りになってきました。
秋のバザーは悪天候のために中止、現地スタッフの招聘事業はビザが下りずに中止、と残念な事態も続きました。
現地のスタッフや村人は、単なる資金提供者として私たちに期待しているのではありません。
一緒に村にことを考え、行動してくれる仲間と考えています。
日本側の建て直しを図る必要性を痛感しています。
8)いのちの授業
これまでも、地域の公民館で主としてお年より向けに話をしたり、介護講座を行ったり、いろんな場で在宅ホスピス、バングラデシュなどの話をしてきましたが、昨年は中学生や高校生に話をする機会が増えました。
難しいですが、大切な仕事で、またやりがいもあり、自分自身の勉強にもなります。
9)日本ホスピス在宅ケア研究会鳥取大会参加。演題を3題発表、他にシンポジウムなども。
今年は鳥取の徳永進さんが会長で、彼らしいユニークかつ魅力的な大会でした。
当院からも3題の演題を出し、そのほかにも二ノ坂がシンポジウムなどに参加しました。
クリニックからは、医師、MSW、ボランティアなど5名が参加しました。
来年は沖縄です。今から楽しみです。
10)そのほかをまとめて列記します。
在宅ホスピス事例検討会を毎月1回開催。地域の訪問看護ステーション、クリニック、ケアマネージャ、MDWなど多彩な顔ぶれで、お互いに勉強になり、またネットワークつくりに役立っています。
当院のK看護師が、久留米大学の緩和ケア認定看護師研修コースの6ヶ月を修了しました。
当院の在宅ホスピスばかりでなく、地域の在宅緩和ケアの質の向上に努めたいと思います。
中学生、高校生を対象とした「いのちの授業」などにも取り組みました。
まだまだ工夫が必要だと感じています。
知的障害者施設「碧園」の協力で、当院で野菜などの販売を行っています。
そのほかいろいろな形での交流も図っています。
☆いろんな活動をご紹介しました。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
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