« この間、日本では。 | トップページ | 折り鶴は難しい »

2010年8月30日 (月)

縁のかたち、ケアのかたち

日本に帰って最初の日曜日。
バイオエシックス研究会の「米沢ゼミ」の日です。
3ヶ月に1回開いている、バイオエシックスを中心とした中身の濃い会です。
さて今日は・・ ・

Dscf1703sDscf1672s 縁のかたち、ケアのかたち」というテーマで、3時間にわたって米沢慧さんのお話でした。
とてもまとめて書ききれないくらい、豊富な内容でした。

写真左は会の様子。右は、米沢さんのアップを上げてみました。

参加者は17名でしたが、全国からの参加。内容は後で述べるとして、終了後の懇親会の写真を載せておきます。Photo
参加者の一人がiPhoneで撮ったものです。
会場は、アイリッシュバー「ザ・ケルツ」

岡村昭彦が住み、近代ホスピスの原点として紹介したアイルランド。
『ホスピスへの遠い道』を読んだ私や、Iさんはその後アイルランドやアイリッシュウィスキーにかぶれ、Iさんはついに新婚旅行はアイルランドへ。
米沢さんは、感激のあまり泣きそうになりながら、飲めないギネスを飲んでいました。

中央のグリーンの帽子が米沢さん。この店で買ったお気に入りの帽子です。

(肝腎の講座内容は、以下に・・・)

「いのち」を考える、「いのち」から考えるセミナー

まず、現代社会の状況として、
●2010年夏 露出してきた<いのち>のステージ
長寿社会と姥捨て
改正臓器移植法の現実
体外受精
など、最近の現象の読み解きから始まり、

いのちの質、ではなく、「いのちの深さ」を考えようと話しました。

続いて、本題の「縁のかたち ケアのかたち」です。

以前に書籍を著した「ファミリートライアングル」についての話です。
宮澤賢治を引きながら、人間-動物-植物 の同意性を指摘します。

ケアの関わりには、トライアングルが重要で、患者は中心ではなく、三角形の一角を占める。トライアングルは柔軟である。第3者がいることで、他の2者の関係がよりよいものになる可能性がある。(すみません、こんな簡単な言葉で説明してしまいました。)
といったことを指摘。
私は、在宅ホスピスの現場での経験から、大いに納得した次第です。

1年前から始めた米沢ゼミ。

いろんな方が参加し、お互いの話しも大きな学びとなります。
今回は、神奈川、長野からも参加者が。

そして、ギネスやタラモアデューを飲みながら、アイルランドや岡村昭彦、そして猫やヤギの話まで・・・(???とお思いの方は、次回ご参加ください。)・・・心ゆくまでの時間を過ごしたのでした。

|

« この間、日本では。 | トップページ | 折り鶴は難しい »

コメント


バングラデシュと手をつなぐ会 代表
二ノ坂クリニック
二ノ坂保喜院長先生

いつもお世話になっております。
先日は、診察の合間の貴重なお時間のなか、「バウルの唄 2010」の福岡公演のについて
お話を聞いていただきまことにありがとうございました。

長年、貴重で献身的な種々のNGOや医療面でのご活躍、たいへん敬服いたしておりましたので、先生にお会いできて親しくお話をさせていただきまことに嬉しく、光栄でした。
また、「久留米チベット文化交流会」の中間さんより、先生にお会いすることがあったら「たいへん無沙汰しています。先生に宜しくお伝えください」との伝言も頼まれていました。
 遅くなりましたが、失念のお詫びと感謝御礼まで申し上げます。

 今後ともご指導・ご鞭撻頂き、9月20日の東箱崎公民館の「バングラデシュの歌と踊り」の催しと併せて、10月8日9日10日の「バウルの唄2010」の公演にもご協力頂ければ幸甚です。

 どうぞ宜しく御願い申し上げます。

川端幸夫拝
バウルの唄2010
http://baul2010.web.fc2.com/menu.html
kawasachi53@gmail.com
(有)中国書店 (http://www.cbshop.net/
集 広 舍 (http://www.shukousha.com/
 〒812-0035 福岡市博多区中呉服町5-23 
TEL 092-271-3767/FAX092-272-2946
携帯 090-8350-4311

投稿: 川端幸夫 | 2010年9月 3日 (金) 18:57

川端さん。先日はわざわざお越しいただきありがとうございました。
バウルの唄、成功するよう祈っています。
今後とも、よろしくお付き合いください。

投稿: にのもんた | 2010年9月 3日 (金) 21:10

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 縁のかたち、ケアのかたち:

« この間、日本では。 | トップページ | 折り鶴は難しい »