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2010年8月19日 (木)

バザールの変化

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この写真を見て、バングラデシュをご存知の方は、あれ?と思うでしょう。
村のバザールの写真です。
カラムディ村ではここで週2回バザールが開かれます。
この日は、バザールの日ではありませんでしたが、店が3軒開いていました。


そうですね。
女性が店をしているなど、バングラの田舎では、これまで考えられなかったことなのです。

イスラム教の影響からか、女性が外に出ることが少なく、仕事はもちろん、買い物も男性の仕事とされてきました。ですから、バザールでは、売る方も買う方も、男性ばかり、だったのです。
今年初めて女性が店をしているのに出会いました。

聞くところによると、政府が女性の社会進出を進めており、このように店を持つことに助成金を出している、ということでした。なるほど。

それにしても、この僻地の村でも着実に変化が訪れているのですね。


その店のおばあさんが出てきて、私たちに聞いてきました。

「大木さんはどうしていますか?」

私たちの会を設立し、率先して活動してきた前会長の大木松子さんのことです。
彼女が何度も村を訪れたことを覚えており、どうしているのか、と聞いてきたのです。
ありがたいことだと思いました。
彼女たちにとっては、大切な思い出の人なのかもしれません。

・・大木さんは今、記憶を失う病気にかかっていて、島の老人ホームで暮らしています。でも、あの笑顔は変わりませんよ・・・

と答えました。

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