デイホスピスの試み1
療養通所介護、とかいう難しい制度は、何度読んでも理解できずに、ボランティアベースが基本だと考え、トライアルとして始めてみました。
ですから、病気の種類は問わず、がん患者も、腰痛の患者も参加自由、時間も細かく設定せず、といういい加減なところで始めました。
いろんなことを発見できます。
ボランティアはこれまでそれぞれ別々に患者と接していたので、ボランティア同士がふれあう機会が少なかったのですが、今回一緒になって、お互いのことを知り、理解する機会になりました。
また、それぞれの才能、特技も知ることができました。
Fさんは、エレクトーン演奏でみんなの歌の伴奏をしてくれ、Kさんは上手に相手の話を引き出してくれました。
やはり、具体的な仕事があること、一緒に目的を持って仕事をやること、はモチベーションを高めるためにもいいことですね。
それに、患者さん、家族のとっても、意味のあることのようです。
当院のデイホスピスは、在宅療養を支えるためにやっていきたいと思っています。
デイホスピスで、患者さんが社会との接点を持ち続け、自分自身の存在の意味を確認し、家族の介護負担を少しでも軽減し、その後のよりよい在宅療養につなげたい、というものです。
実は、並行して、もう一つのデイホスピスが実践されました。
この続きは、また数日後にブログに書きます。お楽しみに。
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コメント
こんにちは! MLではお世話になります。
今度地域で私がデイホスピスについて講師として発表するので資料集めしていたら見つけました!
流石、もう始められているのですね!
参考にさせて頂きます!
投稿: ナス星人 | 2010年4月13日 (火) 13:05
ナス星人さん、こんにちは。
書込、ありがとうございます。
現在の制度上のデイホスピスは、発展の余地が少ないと思います。
自発的な活動を、制度化していくのがベストではないでしょうか。
これからもよろしく。
投稿: にのもんた | 2010年4月16日 (金) 15:18