広島・・・原爆公園・・・
さだまさしの歌に、「広島の空に」という歌がある。
♪ その日の朝が来ると 僕はまずカーテンを開き
既に焼けつくような陽射しを 部屋に迎える ♪
で始まるその曲は、原爆の日に、長崎から広島の空に向かって歌っているのだろう。
長崎出身のさだまさしの気持ちが、よくわかる、心にしみる歌だ。![]()
先週末は、広島で過ごした。
「日本ホスピス緩和ケア協会年次大会」に参加した。
会場は、広島国際会議場。大きな大会は、たいがいここで開かれるようで、
私もいくつかの大会に参加したのは、ここばかりだ。
この会議場は、平和公園の中にある。
建物は地上1階、地下2階となっており、会議などの会場は、地下2階が主だ。
私はここを訪れるのが好きで、空いた時間に、公園を歩き、近くの原爆ドームを
眺めるのが常だ。
今年は、7月18~19日にここを訪れた。
会議のスケジュールはぎっしり詰まっていたが、昼食時と、翌朝の行きがけに、
原爆ドームのそばを歩き、公園を散歩した。
連休ということもあって、家族連れ、カップル、外国人のツアー客、修学旅行の
生徒たち、・・・たくさんの人々が訪れていた。
♪ もううらんでいないと彼女は言った
武器だけを憎んでも仕方がないと
むしろ悪魔を産み出す自分の
心をうらむべきだから ♪
年次大会は、全国から緩和ケア病棟、緩和ケアチーム、在宅緩和ケアに関わる医師、看護師、介護関係、ソーシャルワーカーなど700人あまりが参加していた。
18回目の大会だが、私は今回が初参加。
1日目の分科会は、「在宅ホスピス緩和ケアの基準作り」でファシリテータとして参加。
2日目の教育セミナーは「スピリチュアルケア」に参加した。
感想だけ、一言ずつ。
在宅ホスピスの基準作りでは、120名が参加。
10名ずつのグループで、基準案の検討をした。
全国各地でそれぞれに思いを磨き、経験を深めている人たち同士の集まりで、なかなか意見がまとまりにくい、と同時に、初めてあった人たちとも、思いを共有できる部分も多い。
スピリチュアルケアのセミナーは、午前、午後の一日がかり。
一番の収穫は、村田久行先生、窪寺先生というこの世界のリーダーであるお二人の話を直接聞く機会を得たこと。
それと、スピリチュアルケアは、とらえ方が実に多様であること。
私なりのスピリチュアルケアを考え、深めていく必要があることを感じた。
広島の夏、長崎の夏がもうすぐやってくる。
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