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2009年4月 2日 (木)

自己の「ユニバーサルデザイン化」

先日の「バイオエシックス研究会」は、さと子さんのプレゼンテーション。
テーマは「バリアフリーと私」
彼女自身が下肢麻痺の障害を持ち、高校時代から車椅子生活を送る中で感じたこと、学んだことなどを話してくれました。
大学生活では、校内はほとんどバリアフリーの構造で特に不自由を感じなかったこと、車の免許を取り自分で運転できるようになり、また車椅子が軽くなったことで、さらに活動の範囲が広がったこと、バリアフリーは、点(建物などの構造物)から線(バスや鉄道、道路などのアクセス)、さらに面(まち全体)へと広げていきたい、といった話などなど・・・・

参加者が感想を述べるのですが、ある大学生の発言が新鮮、というか心を打つものでした。

「自分自身をユニバーサルデザイン化したい」

バリアフリーからユニバーサルデザインへ、つまり、障害者にとってバリアがない、という状態から、障害者も健常者もともに利用できる構造、デザインという考え方が、紹介されました。
また、バリアフリーは構造物だけでなく、人々の心や行動もそうあるようにしたい、という話題も出ました。
例えば、障害者がバスに乗ったり、信号を渡ろうとするとき、ためらうことなく「お手伝いしましょうか」と言えない自分もある、という話が出ました。

感想の中で、Y君という大学生が「自分自身をユニバーサルデザイン化するようにします。」と発言、みんなの関心を引きました。

つまり、自分自身の意識改革から行動変容までを意識的に行っていきたいという思いです。
バリアフリーやユニバーサルデザインを、自分自身の外のこと、と考えるのではなく、自分自身のこと、自分の思考や行動のこととして、その意識を変革していくことを意味しているのでしょう。

その感性、表現に新鮮な驚きを感じ、とてもすがすがしい思いでした。

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