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2009年2月21日 (土)

徳島ラーメン・・・を食べ損ないました。

先週の土日は四国の徳島でした。
「徳島大学がん診療連携セミナー」での講演に呼ばれました。
前日に飛行機 airplane で徳島入りし、このセミナーの主催者や、地域の在宅医の方たちとお会いしました。
地元の魚 fish とおいしいお酒 bottle をいただきながら、在宅談義に花 tulip が咲きました。

さて、翌日は朝から「がん診療連携セミナー」です。
会場には、早くからたくさんの人が集まって熱気を感じました。spa

その話は後で述べるとして、今回残念だったのは、徳島ラーメンを食べられなかったことです。

前夜の飲み会の中で、何回も出てきたので、明日こそは、と意気込んでいました。
しかし結局、ある在宅患者さんのところに訪問する必要があり、そのために予定を1便早めて帰福したので、徳島ラーメンに出会う時間がなかったのです。

徳島ラーメンは次回の楽しみにとっておくことにしました。

肝心の「徳島大学がん診療連携セミナー」ですが、講師として参加しながら、私も大変勉強になりました。

最初に、徳島大学がん診療連携センターおよび「緩和ケアチーム」の紹介と報告がありました。現在がん診療における連携が強調され、拠点病院と呼ばれる病院では、地域連携への働きかけと、院内での緩和ケアの積極的な推進が義務づけられています。

各診療科を横断したCancer Board と呼ばれる症例検討会が行われるようになり、化学療法のやり方も審査がなされるようになり、外来化学療法や心理相談も行われています。私が大学病院にいたころの、各科でそれぞれのやり方をやって、中でも外科が手術から化学療法まで手がけていた時代との格差を感じました。
地域との連携も進み、「がんの地域連携パス」を作ったり、「がんプロフェッショナル」の養成を行ったり、と大学病院も地域に開かれたものとなる努力をしています。

徳島大学病院の年間患者数約8000人のうち、45%ががん患者だそうです。
がん対策基本法でもうたわれているように、早期からの緩和ケアが重要視され、緩和ケアチームが介入するようになりました。

発表したのは緩和ケアチームの要である、がんの認定看護師。
がん患者の痛み、精神症状、リンパ浮腫、消化器や呼吸器症状などの緩和に積極的に関わっています。かなりのレベルだと感じました。

ただ、やはり患者数が多すぎるのか、まだまだ緩和ケアチームに依頼に来る患者数が少ないように感じました。
同時に、在宅に帰る末期の患者さんが5~8%程度と、圧倒的に少ないのを感じました。医師や看護師の在宅への認識の不足、患者や家族の側の在宅への不安、在宅の側の受け皿不足、などいろいろな要因があるかと思います。

私の講演のテーマは、「在宅ホスピスのススメ―地域のネットワーク作りについて」。

特に受け皿の側として、ネットワークで支えよう、という話です。
まとめとして、

① 理念や理想への強い思いを共有できる、少数のリーダーシップ

② 全国各地のモデルを参考に

③ 地域の実情にあった方法を模索しよう

④ 患者、家族、市民の参加とエンパワーメントが必要

これらが、<人権運動としてのホスピス>の内実となるでしょう。

という話をしました。

今回の徳島経験は、この地に在宅ホスピスのネットワークの可能性を強く感じた2日間でした。私の講演が少しでもお役に立つことを願っています。

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