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2008年11月24日 (月)

在宅医療推進フォーラム

23日は、東京の『在宅医療推進フォーラム』に参加してきました。
毎年1回開かれているフォーラムで、今年で4回目。
以前から参加したかったのですが、今回ようやく参加できました。
V6010107s   V6010109s
(左は受付の様子。みんな入ってしまった後で、閑散としていますが。
右は、会場での川島孝一郎さん=仙台往診クリニック=の講演。この後ろにもたくさんの聴衆がいます。)

いや~、すばらしかったです。
というより、同じ志を持つ人たちが全国から500人も集まって、しかも各地での取り組みを熱心に語ってくれ、これからの在宅ケアのあり方、あるべき姿をみんなで求めようとする、そんな集まりでした。

今回、特に心に残った言葉から。

「われわれ医療者は、人を幸せにする大きな力をもっています。」
(函館・北美原クリニック 岡田晋吾さん)

「在宅で働く医療者は、医療の枠にとどまらず、広く生活支援の視点を持つことが大切」
(福島・鈴木医院 鈴木信行さん)

「在宅医療を推進するには、お互い顔の見える関係を維持・継続することが大切で、そのために、研究会やカンファレンスを頻回に行っている。」
(静岡・城西神経内科クリニック 石垣泰則さん)

「緩和ケア病棟で1年間チーフを務めたが、家に帰りたい患者の受け皿がなかったので、自分で在宅専門のクリニックを作り、在宅緩和ケアを実践することにした。」
(広島・医療法人ほーむけあ 小西太さん)

「(現在の状況は)医療崩壊ではなく、治す医療から、支える医療へのパラダイムシフトととらえるべきである。」
(ナカノ在宅医療クリニック 中野一司さん)

「医師は、疾病論ではなく、生き方を語ることができるようになるべきだ。」
(仙台往診クリニック 川島孝一郎さん)

「日本の高齢者医療は、出発点で問題をはらんでいた。いまこそ、地域包括ケアへ舵をきるべきだ。」
(厚労省老健局長 宮島俊彦さん)

「病院での誕生、病院での死は、≪いのちの隔離≫という状況を生み出してしまった。」
(十和田市立中央病院 蘆野吉和さん)

「(拠点)病院の医師、看護師の意識は、いまだに地域の医師、看護師を上から見下しているところがあるようだ」
(四国がんセンター 谷水正人さん)

「在宅療養支援診療所が培ったノウハウを、在宅医療に限定することなく、外来や病院の医療へ、フィードバックしていくべきだ。」
(新宿ヒロクリニック 英裕雄さん)

「訪問看護は、いのちに寄り添うケアを生活の場にお届けします。」
(白十字訪問看護ステーション 秋山正子さん)

そして最後に会場からの発言で、ケアマネージャ、ヘルパーなど生活を支える人たちのこともいつも考えてください、という女性の発言がありました。これもありがたかったです。

最後に一つ。

時間がなくて、また混乱を招くかもしれないと思って遠慮しましたが。

それは、医療は患者の人権を守る、支えるためにある、ということ。
ホスピス、在宅ホスピスは、人権運動である、という認識を共有すべきだ、ということ。

この場は、そのような話をするのにふさわしいし、そろそろ機が熟してきたかな、という感じがしました。

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コメント

にのさか先生お久しぶりです。
先生も在宅医療推進フォーラム行かれたんですねー。
私は勿論行ってないんですが、皆様のご感想を読む限り中身のあるものだったことが伝わってきます。
昨年の今頃は上にあげられた先生方のだれ一人として知らなかったのですが、在宅医療ナビを開設してからの私にとってはスーパースター集団です。もちろん、にのさか先生も入ってますよ。
もし、私がフォーラムにいたらきっと目を輝かせていただろうなー。
では~。

投稿: 熱海 | 2008年11月29日 (土) 07:17

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