横浜港
昨夜から横浜です。
「生と死を考える会全国協議会」の2008年全国大会に講師として招かれています。
昨日は、最初のアルフォンス・デーケンさんの話は聞けませんでしたが、午後からの小山明子さんの「生きる」という講演に感銘を受けました。
ご存知でしょうか?
映画監督の大島渚の奥さんで、少し前の世代にはよく知られている大女優です。
8年前に夫である大島渚さんが脳出血で倒れ、それ以後女優業をやめて、夫の介護につとめている方です。
「偉い先生方に交じって、何を話そうかと思ってきましたが。まずは、和服を新調してきました。」
と美しい着物姿を壇上で披露しながら、話が始まりました。
(写真は、講演ではなく、夜の懇親会の時のものですが、着物は同じです。)
いや~、明るいですね。
生活のすべてに介護を必要とする夫を暮らしながら、美しさを保ち(70を過ぎたと言っていましたが、本当にお美しい)、周りの人たちに感動を与える過ごし方をしています。
とはいっても、はじめからこうだったわけではないようです。
「どうして?」「なんで、こんなことになるの?」といった迷いがあり、一時期はうつに落ち込んだこともあったようです。
夫が病気になって失ったものは多かったけど、同時に、得たものもたくさんある。
回転寿司に行くことになって、メンツを「手放す」ことで楽になった話。
などなど・・・
今の生活が本当の幸せだ、と言い切る小山さんの輝く表情に、拍手、でした。
では今から、私の出番です。
報告は、気が向いたらまた書きます。
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