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2008年4月21日 (月)

イラクの自衛隊~違憲判決!

イラクでの自衛隊の活動が、憲法違反だと判断されました。
http://www2.asahi.com/special/iraq/NGY200804170005.html


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名古屋高裁で行われていた、自衛隊のイラク派遣差し止め訴訟の控訴審判決で、青山邦夫裁判長が下した判断です。
名古屋の池住義憲さんたちが中心になって行ってきた活動が、実をむすんだこととして、画期的なことだと思います。

判決の要点は、「自衛隊の活動、特に航空自衛隊が米軍の兵員をバクダッドに輸送する活動は、武力行使と一体化したものであり、憲法第9条に違反する」というものです。
また、「平和的生存権」に関しても、具体的にそれを求めることができる、とはっきり認めました。

今のこの時代に、本当に重要な判決だと思います。

私もこの「自衛隊のイラク派遣差し止め訴訟」の末端に加わって、何もできませんでしたが、経緯を見守ってきました。
池住さんたちの地道な、そして丁寧な活動、それは本当に人々の思い、歴史を大切にしていく活動だと感じていました。
裁判は公正なもの、と思われています。
私もかつて、一時的に法律家を目指そうと考えたこともあり、裁判や法曹界には割りと関心がありました。
裁判が必ずしも公正でない、むしろ恐怖と圧制の道具となりうる、と痛感したのは、実は「白バラの祈り~ゾフィー.ショルの最期の日々」という映画を見てからでした。
(内容は、以前のブログを参照ください)
ナチスドイツの統治下で、反ナチスのビラを配ったために、死刑にされた女学生を描いた映画です。
そこでの裁判で、判事が狂ったように、被告であるゾフィーを激しくののしる場面があります。形は公開の裁判ですが、傍聴人はナチスの軍人ばかり。

私は、イラク訴訟の裁判官が交代して一時、
ゾフィーが、今度はあなたが被告席に立つでしょう、と勇気を振り絞って反論します。

判決は死刑、しかもその日のうちに「斬首」

裁判が人を裁く、ということの恐ろしさ、それが人間の良心をなくしたときの怖さを、感じました。

白バラの祈りの裁判と、今回のイラク裁判とを重ね合わせながら見てきましたので、特に今回の判決に、ほっとした思いを感じました。

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コメント

小泉首相の靖国参拝の裁判でも、今回同様に国側勝訴、違憲判断で大騒ぎしてましたよね。
それで、どうなりましたっけ?

違憲「判断」とは、その程度の意味なんですよ。

投稿: えまのん | 2008年4月21日 (月) 22:42

えまのんさん、書き込みありがとうございます。

そうなんです。
ご指摘のとおりではあります。
世の中の動きは、一朝一夕には変わらないようです。いろいろな流れ、といっても人々の動き、思いなどが重なって、社会全体の動きになって行くように思います。

裁判所の判決は、その一つであるし、そこに至るまでの池住さんはじめ、たくさんの人たちの活動に思いを馳せるとき、私は勇気をもらいました。

また、この判決に対するいろんな人たちの反応からも、いろいろな面が見えてきますね。

これからもよろしく。

投稿: にのもんた | 2008年4月22日 (火) 23:49

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