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2008年2月22日 (金)

一番困った患者は?

Sany0109s 今までで一番困った患者さんは、どんな患者さんですか?
中学生の質問は、率直で、しばしば答えに窮することがあります。

19日(火)は、市内のある中学校で「社会人講話」で話をする機会がありました。
この中学校では、昨年度バングラデシュの話をしたことがあります。今年度も同様の依頼があり、私はいけませんでしたが、会のメンバーでワークショップをしたことがあります。
いわゆる総合的学習の時間の中で、いろんなセクターと積極的に関わりを持とうとする学校の一つといえます。
Sany0113s 私には、医師として、どんな仕事をするのか、なぜ医師を志したのか、うれしかったこと、つらかったこと、そして中学生へのアドバイスを話してほしい、という要望でした。

当日中学校に行くと、他にもいろいろな職業の方たちが20名近く集まっていました。
中学生は、それぞれに希望する人の話を聞きに行きます。2ヶ所を選択できます。
講師の側は、同じ話を2回行い、それぞれ20名ほどの中学生が聞きに来ることになります。

やはり関心のある生徒が集まるので、みんな熱心に聞いてくれます。
一昨年体育館で全校生徒を相手に話をしたときは、聞いているのか聞いていないのかわからない印象でしたが、今回は明らかに違っていました。
医者になりたいとはっきり手を挙げる生徒も数名ですがいました。

特に、在宅での患者さんたちの写真を見せると、食い入るように目を輝かせていました。

「いのちを大切にすることを考えてほしい。」と最後のアドバイスで話した後、生徒たちからの質問タイム。

そのときに、いろいろな質問が出て、正直答えに戸惑うことがありました。

「先生(自身)が病気になったときは、どうするのですか?」とか、

「むずかしいことは何ですか?」

「やりがいは何ですか?」

中には、事前に配られたと思われる資料を基に、「国際医療協力チームはどんなことをやっているのですか?」と聞いてくる生徒もいました。

一番とまどったのが、「一番困る患者さんは?」という質問。

色々考えながら、『自分自身のことを大切にしない患者さん』と答えました。
糖尿病や高血圧など、自分自身で生活を大切にし、改善する必要のある病気が増えている。診察室だけでいくら医師が説明しても、一歩外に出ると、自分自身が考え、実行するしかない。それは自分を大切にすることであるし、家族を大切にすることでもある、と話しました。

皆さんだったら、どう答えますか?

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