在宅ホスピス紹介のテレビ
6日(土)TNC(テレビ西日本)の「土曜ニュースファイルCUBE」という番組で、在宅ホスピスが紹介されました。
7月に出版した『福岡県在宅ホスピスガイドブック』を見た、ディレクターが企画しました。
当院には、先月2日間取材に見えました。
1日目は朝から夕方まで密着取材。在宅の現場にも一緒に足を運んでもらいました。
急なお願いだったにも関わらず、患者さん、ご家族も取材、カメラを受け入れてくださいました。ありがとうございました。
翌日はインタビューに見えました。私たちがどのような考えで在宅ホスピス取り組んでいるのか、などを話すことができました。
番組は、
番組は、11時ごろから約30分近く。
にのさかクリニックの朝の会議の場面から始まり、訪問診療の様子、在宅現場での処方や点滴の様子なども紹介されました。
ステーションはなの活動もかなり取り上げたれていました。
これまでいろいろなところが取材に見え、そのたびに、在宅ケア、在宅ホスピスでは訪問看護師の働きをぜひ取り上げて欲しい、ということを強調してきたのですが、なかなか取り上げてもらえませんでした。
その意味で、今回はよくできた構成だったと思います。
また、那珂川病院のホスピス病棟の紹介もあり、在宅とホスピスの対比と連携も少し取り上げられていました。
一番ありがたかったのは、患者さんの家族が、快く取材を引き受けてくれて、率直に思いを語ってくれたことでした。奥さんを看取った2人のご主人の話、神経難病の夫を介護する奥さんの話など、当事者でないと語れない話だったと思います。
最後には、あらためて『在宅ホスピスガイドブック』の紹介があり、女性キャスターは、自身が父親を在宅ホスピスで看取った経験を、目を潤ませながら話していましたね。
また彼女が本を抱えながら、こういった情報は、ぜひ必要です、と心を込めて強調していたのが印象に残りました。
事前のPRフィルムも頻回に流されていたようで、この番組を多くの方が見てくれて、声をかけてくださいました。
10月6日(土)は、偶然ですが、『世界ホスピス・緩和ケアデー』でした。
毎年10月の第一土曜日を『ホスピス・緩和ケアデー』と定めて、世界各地でいろいろな催しが行われているようです。
偶然とはいえ、この日に在宅ホスピスの紹介がテレビで流れたということも、きっといみのあることなのでしょう。
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コメント
患者さんや、あちこちのヘルパーさんや訪問看護師さんたちがテレビを見てくださったようです。
患者さんたちも、見ましたよ、と声をかけてくださる方が結構いました。
在宅ホスピスの周知、普及に役に立つといいなと思います。
投稿: にのもんた | 2007年10月10日 (水) 21:06
番組、拝見させていただきました。在宅療養されている方やそのご家族の様子が、私も印象的でした。普段の信頼関係があってこその、取材の引き受けやあのような発言ですものね。訪問看護師の活動と先生との連携も、分かりやすくていい構成だなぁと私も思いました。
また、最後の先生のコメントは特に、私も含め多くの在宅医療に関わっている方々が同じ思っていることを、まっすぐにおっしゃっていて、それも人々の心を打ったのではないでしょうか。誰もが自分自身のことなんだ、って気持ちになる表現だと思いました。それに、ガイドブックがますます大人気になることも間違いないですね!
投稿: カタヤマ | 2007年10月14日 (日) 16:06
カタヤマさん、こんにちは。
番組をごらんいただき、ありがとうございます。(どちらでご覧になったのですか?)
一般の方に在宅ホスピスを知っていただき、理解していただくには、いい番組だったと思います。
今日は、当院に職場体験に見えた中学生に早速見せました。
投稿: にのもんた | 2007年10月15日 (月) 19:22