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2007年9月22日 (土)

ヘルスワーカーたち(バングラ報告6)

P8200031s写真の左は、ソーシャルワーカのシウリ、右はヘルスワーカのエクラムル。
母子保健センターの活動は、一般患者の外来、入院や妊婦の検診、出産だけでなく、村人の保健教育や実地での指導など、村に出かけていく分野(「フィールドワーク」と呼んでいる)も重要です。その役割を担っているのが、この二人を中心としたワーカーたち。
そのリーダーが、このエクラムル。一見怖い顔をしていますが、とても心の優しい男です。

フィールドワークは、カラムディ村の中で行う、「巡回検診」と、村の外、周辺で行う「サテライトクリニック」の仕事があります。

「巡回検診」は、ソーシャルワーカが一軒一軒を回り、あるいは近くの人たちを集めて、妊婦の検診をしたり、産後の乳幼児の発育状況を調べたり、母親教室でアドバイスをしたり、また必要な妊婦や病人には、母子保健センターを受診するように勧めます。
当初は看護師が行っていましたが、看護師の定着が悪く、村出身の女性をソーシャルワーカとして育成してきました。彼女らが定着し、成長してきたので、村人からの信頼も得られるようになりました。

「サテライトクリニック」は、カラムディ村の周辺の村で、月に1~2回民家を借りて、臨時の診療所を開くものです。現在は約10ヶ所で開かれています。パラメディックと呼ばれる医療補助者やソーシャルワーカが担当し、やはり妊婦の検診、一般患者の検診、母親教室などを行い、必要な妊婦や患者には、センターを受診するよう勧めます。
彼女らの活動によって、センターを受診する妊婦が増え、安全なお産ができるようになってきました。

これらの活動のまとめ役、企画役がエクラムルです。
彼は、裸足の医者の出身で、母子保健センターの最初のときから参加しています。
レントゲンを撮ったり、薬局を担当したり、何でもこなしますが、今はフィールドワークのリーダーとして重要な役を果たしています。

巡回検診や母親教室、サテライトクリニックなど、若いソーシャルワーカたちを引っ張りながら、一緒に活動しています。
彼の企画力、行動力、指導力はたいしたものです。スタッフの厚い信頼を得ていることがわかります。
また、毎年カラムディ村最後の日にはさよならパーティを開くのですが、その際に必ず登場する役者でもあります。今年も彼の役割は重要でした。
(さよならパーティのことは、後日のお楽しみに)

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コメント

お久しぶりです。訪問看護を行っている片山です。去年1年間は、目の前のことに一生懸命で、全く大きな視点で活動できませんでしたが、10月から訪問看護も2年目。徐々に、日々のことだけでなく考えて行動していきたいと思っています。私がもたもたしている間も、先生は着実に在宅ホスピスガイドブックを作成されたり、バングラデュとの交流を更に深めたりなさっているのですね。元気づけられます!

投稿: カタヤマ | 2007年10月 2日 (火) 22:50

カタヤマさん、お久しぶりです。
時々ブログにお邪魔しています。

早いもので訪問看護2年目ですね。
こちらも、相変わらずあわただしい毎日です。
上からの強制された在宅ではなく、患者や家族の望みをかなえ、サポートする在宅ケアの普及と質の向上が私たちの目標ですね。

場所はそれぞれ違っても、お互いこれからもがんばっていきましょう。

投稿: にのもんた | 2007年10月 2日 (火) 23:11

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