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2007年7月19日 (木)

在宅ホスピスガイドブック

Guidebook「在宅ホスピスガイドブック」福岡県版が完成しました。

福岡の有志の医師、看護師、ボランティアの人たちと一緒に「福岡県在宅ホスピスをすすめる会」をつくり、県内の在宅療養支援診療所、訪問看護ステーション、緩和ケア病棟をはじめ、在宅ホスピスに関わる多くの施設、人々にアンケート調査と聞き取りを行い、まとめたものです。

内容は、在宅ホスピスを引き受けることのできる、在宅療養診療所、訪問看護ステーションなどを地区ごとに紹介し、それぞれの施設の実績や、可能な医療処置などをまとめたものです。
必要と思った方が、その地域で在宅ホスピスの『資源』を見つけることができるよう、工夫しました。
また、それ以外に、在宅ホスピスというのはどういうものか、どうやったら実行できるのか、という実践的な話から、日本や世界の動き、各地のホスピス活動の実情なども述べられており、現在のホスピスを取り巻く状況を理解する上でも、格好の内容となっています。

副題にあるように、「最後の時間を家で過ごす人のために」つくられたのが、第一の目標ですが、同時に地域の病院で、在宅を希望する患者,家族への情報提供の素材として活用したり、またホスピス活動、在宅ホスピスを支援しようとする市民グループにも情報源として活用していただきたいと願っています。

木星舎刊 1600円+税 です。
にのさかクリニックでも取り次いでいます。
ごらんになりたい方も、どうぞお問合せください。

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コメント

在支診のキーワードからたどり着きました。
はじめまして、GH管理者のケーキと申します。

うちの法人の病院も在支診を導入しており、GHも在支診で往診をしております。

しかし24時間対応を現実的にはしておりません。

改善を要求しても「できないときもある」とできないことありきで話をされます。

この在支診の制度には疑問です。
できなくても診療報酬を請求され、苦情窓口もありません。
高い報酬には24時間対応の高いハードルをこえてこそだと思うのですが。

また、利用する側の患者、家族も在支診の内容を知らず往診だから高いという意識です。
医療側の説明責任もあやふやのまま。

この制度には怒りを感じます。
来年の春には見直しとなるそうですが、施設基準を満たしているか監視するシステムはないのかと思います。


投稿: ケーキ | 2007年8月 4日 (土) 05:01

お立ち寄りいただき、ありがとうございます。
在宅療養支援診療所の制度も、矛盾だらけです。
私も昨年4月に、こんなもの!と思いましたが、従来どおりでやると診療報酬ががくんと下がるので、申請しました。
おかげで、収入は大幅アップです。

ただ、在支診が儲かるからやるのではなく、これまでどおりのことをやって、制度がついてきた、と思っています。

厚労省のやること、医師会のやること、矛盾だらけです。今回の在支診の制度は、在宅に熱心な医師たちの強い働きかけで実現したと聞いています。
現場では、このハードルを越えることのできる診療所はごくわずかです。
診療所のレベル、特に在宅でのレベルアップのために、この制度があると思いますので、ご指摘のように制度の矛盾改善のための意見を上げていきたいものです。

投稿: にのもんた | 2007年8月 6日 (月) 12:16

『在宅ホスピスガイドブック』創刊おめでとうございます。そしてありがとうございます。早速購入させていただき、読ませていただきました。地図があり、どこの地域にどんな訪問診療や訪問看護等が出来るスタッフが居るのかが明示され、インタビューの記事の中を読むと、その方の人となりが見えるという配慮のされ方が素晴らしい!(私が評価するのはおこがましいのですが)医療連携の部署に働く者として、心から感謝の気持ちを込めて、ありがとうございます。フル活用させていただきます。

投稿: 祐子 | 2007年8月 8日 (水) 11:17

在宅支援診療所とは、月に二回往診に行って、24時間対応は電話のみ、もしくは訪問看護に任せきりで、医師は夜間往診なんて絶対に出来ない診療所から離れた市外に住んでいても許される制度なのでしょうか?医者の都合に合わせた儲かる為だけの制度としか思えません。しかしながら、上記に記したような方法で在宅支援診療所とうたって診療している所があるのにやるせなさを覚えます。誠意ある在宅支援診療所が、在宅ホスピスガイドブックに載っていることを切に願います。

投稿: paeria | 2007年10月 1日 (月) 12:56

paeriaさん、コメントありがとうございます。
在宅療養支援診療所は、確かにおっしゃるように「医者の都合に合わせた儲かるためだけの制度」という側面があります。それのみを目当てにした診療所があるのも確かでしょう。
厚労省の意図は、利益誘導で、開業医を在宅に向かせようというところにあります。しかし、現実はなかなかそううまくはいっていません。

一方、患者・家族の希望に添うような在宅を目指している医師もたくさんいます。この間の在宅に関する診療報酬の増加、今回の在宅療養支援診療所の新設も、全国の多くの在宅を志す医師の努力の結果という面もあると思います。

前にも書きましたが、発展途上の、矛盾だらけの制度です。現場から声を上げて、矛盾をただし、よりよいものに作り上げていきましょう。

投稿: にのもんた | 2007年10月 1日 (月) 13:34

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