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2007年6月15日 (金)

群馬発、小規模多機能ホスピス

9日(土)、福岡緩和ケア研究会の年次大会も今年で7回目。

Dscf0091「もう一つの場所」というテーマで開かれました。
講演は表題のテーマで、講師は小笠原一夫さん。
群馬県前橋市で、ペインクリニックを開業し、在宅ホスピスに精進する、私のもっとも尊敬する医師です。
以前からお呼びしたかったのですが、今回ようやくそれが実現しました。

群馬発小規模多機能ホスピス~在宅ホスピスの困難と向き合って~というテーマで話していただきました。

彼自身の在宅ホスピスの出発点は、麻酔科医としての勤務医時代の、痛みを取りたい思い、患者の権利の擁護、病院からの患者の救出に会ったということから始まりました。
最近は、病院からの在宅ホスピスの依頼が急速に増加し、これまでとはまた違った在宅ホスピスの困難さに直面しているということでした。
在宅ケアなんてまったく知らない人、家族関係が必ずしも良好でない人など・・・。

体験を通しての、説得力のある話は、聞きながらぐんぐん引き込まれていきました。

がん患者の抱える問題の多様さに思いを致し、がん患者の「体と心と暮らしを支える」中でも支援の中心は、「不安への取り組みではないだろうか」と訴えます。

痛みは不安を増します。しかし、「緩和ケアのレベルはモルヒネ使用量で測れる」とは必ずしもいえない、と現状の緩和ケアに疑問を投げかけます。

がん告知の意味は何か、自己決定の困難さと私たちの役割、その人らしさの尊重とは? など一つ一つが私たちの日ごろの活動への問題提起と受け止めました。

さらに、在宅ホスピスケアの困難さから発展させて、在宅ホスピスの新展開としての多機能ホスピス「和が家」を作り、そこで看取りのケアを行っていることの紹介がありました。以前から興味を持って見ていましたが、あらためて興味をそそられ、ぜひ一度たずねてみたいと強く思いました。

会の最後には、ギター演奏も披露していただきました。
その写真と歌の歌詞は、次回に。

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