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2006年11月26日 (日)

奪われる日本~保守の本流

V6010079
25日(土)に、関岡英之氏の講演を聞いた。
タイトルは「奪われる日本」

郵政民営化をはじめとする日本の経済・社会制度のいわゆる「構造改革」といわれるものは、アメリカからの「年次改革要望書」に基づくものだ、という論調だ。
郵政民営化の本当の狙いは、簡易保険(カンポ)の民営化→アメリカの保険会社への移行だという。
カンポだけで120兆円という保険の大きな市場は世界でもないという。
その市場がアメリカの狙いで、小泉-竹中の構造改革路線はその筋書きに乗ったものだそうだ。

「年次改革要望書」によると、次のターゲットは、医療保険だ、というから恐ろしい。


興味深く彼の話を聞いた後、昨夜上京。
会議の後に、書店で関岡氏の著書「奪われる日本」(講談社現代新書)を購入し、帰りの機内で読んだ。

第1部 検証「平成の大獄」-郵政、そして医療

というおどろおどろしいタイトルで始まる。

第2部は、節度も品格も無き時代-小泉治世の総括

ときて、郵政、医療だけでなく、この国のあり方全体に言及する。
そして、

第3部 皇室の伝統を守れ

で最後をまとめている。

なるほど、と思った。
保守本流の一貫した思想に貫かれている。
郵政民営化の抗争を、アメリカ追随派と、国益擁護派との争いと捉え、国益を擁護する立場から外資の進出(浸出)をよしとしない考え、それは、日本の伝統と歴史を大切にし、日本の国体を守ることを基調においていることが理解できた。

小泉の靖国参拝で気になっていたことがある。

靖国神社には、先の大戦で亡くなった兵士たちが祀られている。
彼らは、何のために、どこの国を相手に戦ったのだろうか?
アジアの解放のために、主としてアメリカを相手に戦ったのではなかったのか?
「鬼畜米英!」がスローガンだったはずだ。

小泉が靖国に参拝するなら、亡くなった英霊に、「この仇はきっと討ちます。いつかアメリカに恨みを晴らします。」と祈るのが筋である。

ところが、小泉はブッシュに尻尾を振り、浮かれてプレスリーを歌い、・・・
小泉を含む多くの保守政治家は、戦前からの保守の流れを引いているはずだ。
その多くは、アメリカとの戦いを国民に訴え、戦争に多大な責任を負うべき人たち。

アメリカとの戦いを声高に叫んでいた人たちが、靖国に参拝し、一方でアメリカに尻尾を振っている???

一貫しているのは・・・「戦争をする」ということだけ・・・

その点、関岡氏は違っている。
皇室を中心とする日本の伝統を守り、この国を守るには、アメリカからのくびきを脱するべきだ、と訴える。
私との思想的立場は異なるが、考え方に一貫性がある、と思った。

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