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2006年3月22日 (水)

ホスピスへの遠い道

21日は、東京で第21回「AKIHIKOの会」で講演をさせていただきました。
岡村昭彦ゆかりの人々の集まりで、毎年3月24日の岡村の命日あたりに集まって、交流を深め、学びあう会です。
私は初めての参加ですが、実は以前から(私なりに)深いかかわりを持っています。

1988年1月に、小倉の本屋で「ホスピスへの遠い道」という本に出会ったことが、私がホスピスやバイオエシックスに関わるようになったきっかけでした。
ホントに、強い衝撃を受けました。
残念なことに、岡村昭彦のことを知ったのは、彼が亡くなった後でした。
(もっとも、彼の強い個性に出会っていたら、私はついていくことができたかどうか、自信ありません。昨日も、多くの方が「被害者同盟」を名乗っていました。。。)

その後、彼に関する本や写真集などを集めたり、「バイオエシックスと看護を考える会」を開いて、本の輪読をしたり、自分なりに勉強を重ねてきたつもりです。
また、99年には岡村と一緒にバイオエシックスを日本に広める活動をしてきた木村利人氏(早稲田大学名誉教授)をお招きして、「いのちを考える講演会と写真展」を開催しました。

岡村ゆかりのいろんな方々ともお会いしました。
その御一人が米沢慧さんで、数年前から頻回におつき合いをさせていただいています。
米沢さんのお勧めで、今回の私の講演となった次第です。

ホントに、舞い上がるくらい緊張しました。
私にとっては、AKIHIKOの会に講師として招かれるということは、とんでもなく光栄なことです。そうそうたるメンバーが集まってきますし、私みたいなものが勤まるのか、正直な気持ちでしたが、同時に、在宅、バングラデシュ、ケララなど、ホスピスとバイオエシックスを基礎にした自分なりの学びを、ゆかりの皆さんに知っていただき、批判していただきたいと考えました。

これまで自分なりに考えてきたことを、飾ることなく、今の自分が表現できるレベルで表現しようと考え、前夜までスライドと原稿作りをしました。

本番で、うまく表現できたかどうか、わかりません。
皆さんが、「(分野は違うけど)わかりやすかった。」といってくださったのは、自分に本当にわかっていることを話したい、と心がけている私としては、ありがたい言葉でした。
詩人の暮尾淳さんが、「在宅ホスピスの筋肉と血と骨を、国家に対峙させるという表現」(正確な言葉でないかも・・・)を評価して下さいました。
「岡村のスピリットを、岡村を直接知らない者から、再度伝えられた。」という評価は、ホントにありがたいものでした。

終わった後は、ホントにぐったりましたが、自分なりにやれた満足感がありました。

AKIHIKOの会の経験を糧に、今後も在宅ホスピス、コミュニティケア、バイオエシックスの普及と深化のために、微力を尽くしたいと考えています。

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コメント

私も、その講演を聞けたら!
にのもんたさんをそこまで刺激した岡村さんのことを、ぜひ私も知りたいと思います。自分が確信をもって誰かに勧められること、すごく伝わりやすいと思います。お疲れ様でした。

投稿: カタヤマ | 2006年3月25日 (土) 08:16

カタヤマさん、ありがとうございます。
ぜひ、岡村昭彦の「ホスピスへの遠い道」をお読みください。カタヤマさんの現在の経験が、ずっと深まると思います。

岡村昭彦著
「定本・ホスピスへの遠い道」
春秋社 3200円
です。

投稿: にのもんた | 2006年3月25日 (土) 22:04

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