全国の在宅ホスピス・・・
昨日22日(日)は大阪に行ってきました。
日本ホスピス在宅ケア研究会の「在宅ホスピスケア実践シンポ」の第1回です。
全国から60名の医師、看護師、MSW、ジャーナリストなどが参加。時間は3時間でしたが、実のある時間を過ごすことができました。
全国で在宅ホスピスに関わっている仲間がいるということ、
ある程度の経験を積んでくると、それぞれにやり方は違っても、同じような理念を共有できるということ、皆が集まってくると、問題の解決方法も見えてくるということ、いろんなことを学ぶことができました。
ここでは詳しくかけないくらい、勉強になりましたが、一つだけ。
当院では、クリニックの医師、看護師と同時に、訪問看護ステーションと連携して在宅ホスピスケアにあたっています。それも一つだけでなく、複数のステーションに依頼しています。
もちろん、24時間対応とか、看護の質なども考えて選択してお願いしています。
この数年間の経験から、訪問看護の質が急速に向上していると実感しているところです。
ステーションの協力無くして、クリニックの在宅ホスピスは成り立たない、というのが現実です。
でも世の中には、いろんなやり方があります。
自前の訪問看護師だけでまかなっているところ、医師一人でやっており、すべて訪問看護師に外注しているところ、ここでは朝の掃除から経理、レセプとまで医師一人だそうです。また、がん患者の在宅訪問のみに特化し、高度な医療を提供しているところなどetc.実にさまざまでした。
共通するのは、在宅ホスピスを普及、向上させようとする熱意!!
あらためて、全国の仲間のエネルギーをもらって、美味しいビールを飲みながらの帰福でした。
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コメント
初めてメールいたします。
ご無沙汰しておりますが、昨年10、11月には母のことで先生や訪問看護の方々(特に島さん)には大変お世話になりました。先生方にお会いできたことは本当によかったと思います。在宅ホスピスのことなどまったく知らない中で、偶然新聞で記事を見つけ、また記事で見かけたその先生が家に来られた時はは本当に驚きました。母が亡くなってまだ3ヶ月経ってもいないのですが、ずいぶん以前のことのように感じています。
在宅ホスピスのことに関してはこれから少しずつ勉強していき、自分なりの考え方とか関わり方を模索していきたいと思っています。仕事はまったく別の分野になるのですが、個人的にとか分野を超えたところでできることもあると思うので。
仕事の合間にブログやホームページ等拝見させていただいております。これからもお体には気をつけてがんばってください。島さんにもよろしくお伝えください。
投稿: わたり | 2006年1月27日 (金) 13:03
わたりさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
お母様、皆さまとのかかわりは、本当に短い期間でしたが、濃い時間だったように思います。
最期の夜に、ご家族の方たちのお話をお聴きしながら、すばらしい家族だな、とうらやましく思ったことを思い出しています。
お父様はその後いかがお過ごしでしょうか?
また、ご様子などお知らせください。
投稿: にのもんた | 2006年1月31日 (火) 00:12