2016年11月19日 (土)

在宅ホスピスを語る

今日は年に一度の、「在宅ホスピスを語る会」でした。

2016_1 2016_2
この一年の在宅ホスピスのケースの中から、お二人の遺族に登場していただき、共に伴奏した看護師などのインタビューを受けながら語ってもらいます。
それを、同じ体験をした方たちや地域の方たちが共有する、という会です。
 
第一部は、オカリナとギターの演奏です。
私たちのオカリナの師匠でもあるSHANAさんご夫妻が出演してくれます。
今日もすばらしい演奏でした。
このオカリナの演奏の後に、ご遺族の話を聞く、というのが環境を整えるのに役に立っているのでしょうか。
今日は私もずうずうしく登場し、「ザ・ローズ」のソロ、並びにSHANAさん、私の女房との3人で「ふるさと」を演奏しました。

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年9月13日 (火)

抗がん剤の切れ目が、縁の切れ目

80歳の女性。
ご主人と一緒に来院。いつものようにアミノレバンの点滴を行った。
1時間ほどして娘さんが来院。娘さんはS病院に行ってきたところ。
1年前から肝臓がんでS病院で抗がん剤治療を受けてきた。
辛い治療だが、主治医を信頼して一生懸命治療を続けてきた。
娘さんに対する今日の主治医の言葉・・・今後は、緩和ケアですね・・・治療を受けないのだったら、当病院に来る必要はない、(肝硬変のために)意識がなくなったり、吐血下血をした時も、他の病院を探しなさい・・・

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年8月21日 (日)

在宅ホスピス事例検討会、105回目に。

今日8月20日(土)は、毎月1回の『在宅ホスピス事例検討会』。

今日で105回目になる。10年前から継続している会で、医師、歯科医師、訪問看護師、薬剤師、ケアマネージャ、ボランティアなど多彩なメンバーが参加する。昨年から各回の担当施設を決めてやるようになって、内容も充実し、参加者も増えてきた。
今日はにのさかクリニックの担当。
事例検討は、脳性麻痺で病院、在宅の暮らしを行ってきたR君、33才。
4年間、当院が在宅で担当した。受け持った頃は寝たきりで自分で動くことはできず、言葉も発せなかった。気管切開しており、夜だけだったが、人工呼吸器をつけていた。胃瘻も作っていたが、胃空腸吻合のせいか?利用できず、経鼻胃管を入れていた。
気管切開孔が大きく、気管チューブが抜けやすい。(抜けても、自発呼吸があるので、慌てることはないのだが。
Img_0585

Img_0586

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年4月10日 (日)

胃瘻2題

 
AMさん 97才
住宅型の施設で過ごし、当院からの訪問を受けていました。
認知症はありますが、朗らかで表情豊かな方。1週間前に発熱、往診で誤嚥性肺炎と診断し近くの病院に入院していました。入院6日目に息子夫婦が相談に見えました。嚥下の検査で誤嚥が見られ、今後経口摂取は不可能といわれた。胃瘻を作るかどうか検討したい、と。慌てて当院に相談に見えた次第です。
みなさんだったらどう考え、どう返答しますか?

私は迷っているお二人に、97才という年齢、今後の生活の質、胃瘻を作って生き延びたくないと言っていたという本人の希望を考慮したら胃瘻は止めて、さっさと帰ってきたらどうですか、と答えました。

2日後に施設に帰ってきて、早速夕食を食べました。
家族もびっくりですが、おかゆを10割、おかず(一口刻み)を5割などしっかり摂取。
もちろん施設のスタッフの注意深い食事介助のおかげもあります。
それ以上に、本人の生きる意欲、生命力への信頼が大切がと感じました。
ここでは写真でお見せできないのが残念ですが、この日夕食後に私が訪問したときのAMさんの明るい、豊かな表情。これはAMさんのこれまでの人生が作り上げた顔だなとつくづくおもいました。
 

» 続きを読む

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2015年2月10日 (火)

実践ならでは ・・・在宅ホスピス実践シンポで考えたこと

Img_2806 Img_2814 Img_2817 Img_2823

日本ホスピス・在宅ケア研究会主催の、第16回在宅ホスピス実践シンポが、2月8日(日)午後、神戸市で開かれました。

テーマは、

「在宅医療の質の向上を図る~在宅専門vs外来・在宅ミックス型の協働を」

在宅医療を担っている、在宅専門診療所と、従来の外来+在宅のミックス型診療所、両者の違いを明らかにし、その協働の方向性をさぐろうという試みです。

実は、前回同じようなテーマでお二人の講師にお願いしたのですが、広報不足で全く人が集まらず、もう一度、という声で今回になりました。今回はこれに加えて、在宅では仲間として欠かせない訪問看護師とケアマネージャーにも参加してもらい、それぞれの視点から、在宅専門診療所、ミックス型診療所について忌憚のない意見を述べてもらおうというものです。

» 続きを読む

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2015年1月27日 (火)

ブログの役割

ファイスブックが簡単で、写真もすぐに載せられるので、ついついブログがおろそかになってしまう。

今回も、1月末になってようやく今年初ブログ。
心がけとして、ファイスブックは、本当に人々に発信したいものを発信するようにしたい。道ばたで見つけた花や石や空や警句などを、自分というフィルターを通さずに垂れ流すのはやめよう、と思っている。
ではブログでは。
自分の思索や思想を深めるような記事を書いていきたい。
じっくりと考え、書いて、じっくりと読んでもられるような。
そんな記事になるといいな。
今回のブログは、そんな思いのみでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年10月26日 (日)

赤ひげ大賞に思う

日本医師会の赤ひげ大賞を受賞しました。

今回で3回目、受賞者は全国で5人というものです。
開業して18年の活動を評価していただいたものと、素直に喜んでいます。
Photo
『赤ひげ診療譚』という山本周五郎原作の小説、およびそれを映画化した黒澤明監督、三船敏郎主演の映画『赤ひげ』から取ったものだということは、誰でもわかると思います。今回、じっくりと『赤ひげ診療譚』を読んでみました。Kindle(iPhone用)で読みましたが、どこでも読める、見やすい、ハイライトができるなど大変便利でした。
赤ひげ大賞、ではなく、『赤ひげ診療譚』を読んで感じたことを書いてみます。
赤ひげの名前は、新出去定(にいで・きょじょう)といいます。
長崎帰りの若い見習医師保本登(やすもと・のぼる 加山雄三が演じる)に話します。
「医術などといってもなさけないものだ、長い年月やっていればいるほど、医術がなさけないものだということを感ずるばかりだ。病気が起こると、或る個躰はそれを克服し、べつの個躰は負けて倒れる、医者はその症状と経過を認めることができるし、生命力の強い個躰には多少の助力をすることもできる、だが、それだけのことだ、医術にはそれ以上の能力はありゃあしない」
「ー現在われわれにできることで、まずやらなけばならないことは、貧困と無知に対するたたかいだ、貧困と無知に勝ってゆくことで、医術の不足を補うほかはない」
「それは政治の問題だと云うだろう、誰でもそう云って済ましている。だがこれまでかつて政治が貧困や無知に対して何かしたことがあるか、貧困だけに限ってもいい、江戸開府このかたでさえ幾千百となく法令がでた、しかしその中に、人間を貧困のままにして置いてはならない、という箇条が一度でも示された例があるか」
「・・・問題はもっと前にある、貧困と無知さえなんとかできれば、病気の大半は起こらずに済むんだ」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年10月22日 (水)

現地訪問報告会 No.2!

今年第2弾の現地訪問報告会、ご案内です。
6月に続いてのバングラデシュ現地訪問は、理事のラフマン、牟田両氏と、若者二人のメンバー。
途中で、日本国際協力財団の方、「ちぇれめいえProject」のメンバーたちと交流したり、新しいジャパニ小学校の落成式に立ち会ったり、いろんな新しい歴史の場面に出会ったようです。
二人の若者の報告を中心にお届けします。

10月24日(金) 午後7時半から  参加費 無料
にのさかクリニック 2階ホール

平日の夜ですが、どうぞ皆さんお越しください。
お待ちしています。

 

Photo

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年8月18日 (月)

長崎地域医療セミナーin GOTO

週末は五島・富江です。

長崎地域医療セミナーin GOTO の特別講演講師として参加します。
20140823
長崎大学地域医療学分野の前田先生たちを中心としたメンバーによるものです。
長崎大学の学生を主として、全国から36名の学生が参加する、地域医療を実践的に学ぶ3日間のセミナー
私は、2日目23日(土)の15時から16時30分の枠をいただき、 いのちを受けとめる町づくり〜在宅ホスピスのススメ』というテーマでお話しさせていただきます。
この枠は、公開となっているようで、「地域や在宅での医療に興味や関心のある方」を対象に行われます。
五島、富江の方で参加を希望される方は、是非どうぞ。
夜は懇親会もあるようです。
長崎大学は私の出身校でもあります。出身校から特別講演の講師に呼ばれるというのは格別の感慨がありますね。ありがたいです。
しっかりと、講師を務めます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年6月15日 (日)

緩和ケアコーディネータ@穂波の郷

14日(土)から宮城県大崎市に来ました。
穂波の郷クリニックです。
昨年12月、福岡空港で雹のために足止めをくらい、宮城在宅ドクターネットの市民公開講演会に参加できず。スカイプで会場のみなさんにお詫びの挨拶をしました。
その際に、必ずまた行きます、という約束をし、ようやく半年ぶりに念願がかないました。
今日は、穂波の郷で行っている「緩和ケアコーディネータ養成講座」の修了式を兼ねています。
まず、会場に着くと、駐車場整理のスタッフが・・・よく見ると数年前に穂波の郷でお目にかかった新田さんです。奥さんを膵がんで自宅で看取り、その後ボランティアとして働いています。今度は自身が肺がんになり、酸素を吸いながらの活動ですが、今日は調子がよく、酸素を忘れているようです。
Honami01  Honami02 Honami03
会場は、手作りのデコレーションで、ハートをかたどったパネルや花が飾られています。穂波の郷の楽しみは、手作りのもの(飾り、料理など)と、サプライズ。
今回も、いろいろな嗜好がこらされていました。
会場には、バングラの看護学校建設募金箱も置かれています。

» 続きを読む

| | コメント (1) | トラックバック (0)

«4月6日(日)講演会